種類と特徴からうつ病を把握する

うつ病の種類は様々|自己判断はとても危険

医者

心も風邪をひく

うつ病にはいくつかの種類があります。どのような種類のうつ病なのか専門医により診断してもらい適切な治療を進めていきます。自己判断は禁物で、おかしいなと感じたらなるべく早く専門医を訪れて正しい診断を受けましょう。

看護師

専門クリニックを受診する

うつ病は、誰でも罹る可能性のある精神疾患ですが、いくつかの種類があります。従来の病気の他に新型うつ病や産後うつ、冬季うつなどがあります。気になる症状が見られたら、早めに心療内科や精神科を受診して、最適な治療を受けて下さい。

医学的分類があります

男の人

治療法も異なります

うつ病は、理由もないのにマイナスの感情が押し寄せたり、日常生活に支障をきたすほどに気分が落ち込んだりする状況が、長期間にわたって続く病気です。一般的に認知されるようになり、周りの理解も得やすい社会になりつつあります。しかし、正確な原因はいまだ不明で、遺伝や体質により発症することもあるとされていますが、強いストレスなどが引き金となって発症するケースも多いです。一言にうつ病と言っても、その種類は様々あり、症状も人によって異なります。そのため原因や特徴などにより大きく分類されているうつ病の種類について知っておきましょう。まず、体質や遺伝などが原因となって起こるものを内因性うつ病と呼びます。ただし、これも強いストレスなどが引き金となって発症するケースが多いため、心因性のものとはっきりと区別することは難しいです。気分の落ち込みなどのうつ状態が継続して起きる単極性のものと、うつ状態と躁状態が交互に起きる双極性のものがあります。双極性うつの場合は、絶えず気分が高まり意欲的に行動していたかと思うと、一気に反転してうつ状態に戻る症状で、一般的に躁うつ病と呼ばれています。躁状態の際には、気持ちが大きくなったり過活動になったりして、大きな買い物をしてしまうなどといったトラブルを引き起こすこともあり得ますので、注意が必要です。次に、身内に不幸があった場合や仕事で大きな失敗をした場合など、精神的なショックが原因で発症する心因性うつ病があります。特定のストレスだけでなく、積み重なったストレスが原因で発症することもあります。この種類の場合は、例えば身内の死を受け入れることが出来た、仕事で大成功を収めたなど、原因を取り除いたり環境が変化したりすることで、次第に快方に向かっていくことがあります。最後に、脳腫瘍や糖尿病など脳や身体の病気が原因で発症するものを、身体因性うつ病と言います。病気を治療するために服用している薬などが原因で発症するケースもあります。薬の服用を辞めたり、持病が改善に向かったりすると、うつ病も次第に改善に向かいます。また、このほかにも加齢による体の衰えなどに対する不安感が原因になったり、特定の季節のみ症状が出たりする種類もあります。さらに女性の場合だと、月経前や産後、更年期などホルモンバランスが崩れやすい時期に発症するケースもあります。

悩む人

うつのタイプを見極め治療

うつ病は、症状の程度や引き起こされる要因などによって、いくつかの種類に分類されています。ただし、その見極めが難しいケースもありますので、まずは専門医のアドバイスを受けて、適切な治療法に取り組むことが重要です。

女性

うつ病の2つのタイプ

うつ病にはさまざまな種類があり、症状も異なっているので、的確に状態を把握して、適切な治療を行わなくてはいけません。病院では医師に症状を丁寧に説明する必要がありますが、できれば家族などにも手伝ってもらい、正しい診察を受けてください。

カウンセリング

様々な症状が出てきます

うつ病とは精神的ストレスなどが原因で起こってしまう精神疾患の一つで、主に意欲の低下や悲観的な思考をしてしまうといった症状を発症してしまいます。過剰に意欲が高まってしまう躁うつ病など多くの種類があるため、適切な治療をすることが重要です。